Ginger Liqueur
五感を刺激し、心に刻まれる生姜リキュール。
A Ginger Liqueur
That Stimulates the Senses and Stays in Your Heart.
旅先のバーで、ふとグラスを傾けたとき。
その一杯が、遠い記憶の扉をそっと開けてくれることがあります。
この生姜リキュールも、そんな一杯であってほしいと願っています。
「ただの香味づけ」や「ほんのり甘いだけのジンジャー系リキュール」では、物足りない。
すりおろし生姜の鮮烈な辛味に、西洋のクローブやシナモン、唐辛子のスパイシーな余韻が重なり合う。
辛味と香りが幾重にも折り重なった、まるで人生のような複雑さと奥行きを持つリキュールです。
When you casually tilt your glass at a bar while traveling. That one drink sometimes gently opens the door to distant memories. We hope this ginger liqueur will be such a drink. "Just flavoring" or "ginger liqueurs that are only slightly sweet" are not enough. The intense spiciness of grated ginger overlaps with the spicy aftertaste of Western cloves, cinnamon, and chili peppers. It's a liqueur with complexity and depth like life itself, with layers of spiciness and aroma.

五感に残る「刺激」を
生姜のリアルな辛味は、加工粉末ではなく、すりおろした生姜を惜しみなく使うことで生まれました。
カクテルにしてもベース酒に負けない力強さ。ほんの少し口に含むだけで、舌と心に「存在感」を刻みます。
クローブとシナモンのエキゾチックな甘苦さ、蜂蜜のまろやかさ、唐辛子のアクセント。
飲み込んだ後も、鼻腔と口内にスパイスの香りがふわりと広がり、余韻がいつまでも続きます。
「また、あの生姜のやつが飲みたい」
そんなふうに、味覚と香りで記憶に残る一杯に仕上がりました。
現場の声から生まれた物語
ある日、海外のレストランで。
「生姜のリキュールはないの?」と、バーテンダーがぽつりとつぶやきました。
生姜をすりおろして、たっぷり入れた、ちょっと辛いくらいのものがあれば嬉しい――
その言葉が、私の心に火を灯しました。
生姜をすりおろしてペーストにし、国産ウォッカをベースに、シナモンとクローブ、蜂蜜、レモン、そしてインパクトとして唐辛子を加えました。
アルコール度数は12度。口に含むと、生姜のピリリとした辛味と清涼感、スパイスの香りが絶妙に調和します。
和の伝統的な素材と、エキゾチックな洋のスパイス。
隠し味の唐辛子が、味わいに深みと奥行きをもたらし、記憶に残る一杯が生まれました。
世界を旅したリキュール
出来上がったサンプルは、台湾、韓国、中国、シンガポール、タイ、オーストラリア、イタリア、アメリカ……
さまざまな国のお客様に試飲していただき、オンラインやチャットで意見をもらいながら、何度も微調整を重ねました。
こうして、納得のいくリキュールがようやく完成したのです。
トニックウォーターで割れば、モスコミュール風のカクテルに。
小さなグラスでショットとしても、ハイボールのフレーバーとしても。
一度口にすれば、心地よい刺激が五感を駆け巡り、「また飲みたい」と思わせる――
そんなリキュールに仕上がりました。


