大吟醸と菩提酛
今日は雨の吉野。
山が雨で霞んでます。
今日からいよいよ大吟醸の仕込みが始まりました。
兵庫県産の山田錦50%精米を蒸して、麹造り。
蒸し米を室に引き込みました。
米を少し休ませて、お昼前から種切。
奈良県産の山田錦に比べて、吸水がとても良く、
いい麹に仕上がりそうです!
大吟醸の蒸し米の後、
19日に正暦寺から分けてもらった菩提酛に、
添えの掛け米をしました。
菩提酛の独特な香りが小さなタンクから立ってます。
さて、今年の菩提酛はどんな酒質に仕上がるのか楽しみです。
仕込みの時期は早朝に出社するのですが、
車のフロントガラスが霜で凍ってます。。
例年はお湯をかけて霜を溶かしてましたが、
今年から手指の消毒に使う高濃度アルコールをスプレーに入れて、
フロントガラスに吹きかけてます。
と、言うのも、
本醸造を造る時、醪にアルコールを添加すると、
醪の品温が上がり、タンクもほんのりとあったかくなります。
水とアルコールが反応して品温が上がってるんだなぁと思ってました。
スプレーするとみるみる霜と氷が解けて、
お湯の場合は気温が低いと水温が下がって凍ってしまいますが、
高濃度アルコールの場合は凍らずきれいに霜を溶かしてくれました。
もし良かったら一度試してみてくださいね!